パソコンで旧字体・異体字を簡単に表示する意外な方法

その他

特に人名の時に感じることですが、通常使っている漢字(新字体)とは別に異体字や旧字体と呼ばれる漢字があります。

旧字体は今使われている当用漢字が制定される1946年より前に使われていた漢字で、異体字は標準の漢字の字の形が異なる字体だそうです。

例えば、女優の宮﨑あおいさんは2文字目が崎の異体字でつくりの上の部分が立になっています。
元乃木坂46の日本テレビアナウンサーの市來玲奈さんの場合、2文字目が来の旧字体です。

とは言え、「﨑」や「來」は結構メジャーな異体字・旧字体なので実は変換で普通に表示されます。(少なくともWindowsでは表示されます)

変換されない旧字体・異体字があるんだが

ですが、変換されない旧字体や異体字が存在します。

例えばこんな方々が該当します。

華道家の假屋崎省吾さんは一文字目が仮の旧字体です。
北海道日本ハムファイターズの淺間大基さんは一文字目が浅の旧字体です。
東北楽天ゴールデンイーグルスの片山博視さんは四文字目の視がしめすへんが示になっています。

こんな旧字体や異体字ですが、普段パソコンやスマホを使っていると漢字の入力や読むのに全然困ることはないと思います。

私自身、名前の漢字に旧字体がありますが、通常は新字体を使っているのでなんの不便もありませんでした。

登録名の落とし穴

先日、とあるサービスのオプション登録をする必要があったので、その操作を行いました。

姓名を入力する欄があったのでいつものように新字体で入力しましたが、エラーが発生しました。

「登録情報と違うので登録できない」というエラーでした。

何度か入力しなおしたり、サポートセンターとの話で分かったのが元となるサービスの登録時に姓名欄が旧字体で登録していたという事実です。

となるとオプション登録時にも入力しないといけないのが旧字体と言うことになります。

で、困ったのがどうやって旧字体を入力する方法です。

私の姓名に使われている旧字体は結構マイナーな漢字なのでいくら変換しても出てきませんでした。

WindowsではIMEパッドと言う、手書きで漢字を表示するツールがありますが、それを使っても表示されませんでした。

意外な方法で旧字体を表示

その後試行錯誤して、最終的には旧字体を入力することができたのですが、今回はその方法をご紹介したいと思います。

それが「Google検索」です。

は?って思いますよね。

でも、本当にGoogle検索で旧字体を入力することができたんです。

この時のキーワードが「漢字」+「旧字体」です。

「旧字体(異体字)を探したい漢字」(スペース)「旧字体(異体字)」で検索すると普通に欲しい漢字が表示されました。

その漢字をコピペするだけで無事登録できました。

自分の姓名以外にもいくつかの漢字で試してみましたが、表示できたので、あなたが表示したい旧字体・異体字の漢字を探す時にお試しください。

メモ帳にも貼り付けられた

旧字体・異体字の漢字ですが、普通にメモ帳(Windowsに入っているアクセサリーソフト)に貼り付けられたので、オフラインでも利用できると思います。

ただしWordなどのソフトだと、フォントによっては対応していない場合があるので貼り付けられないかもしれませんのであしからず。。。

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