
ポーラーアイストレイを使った透明丸氷でカンタン自宅バー
2018/04/07
このご時世、外でお酒を飲む機会が減った人も多いのではないでしょうか。そうなると必然的に自宅飲みの回数が増えることになります。外で飲む時はビールも焼酎もウイスキーもジョッキやグラスに注がれて出てきます。でも、自宅飲みだとついつい横着してビールだったら缶のまま、ウイスキーや焼酎も粗品でもらったグラスや湯飲みで飲んでいませんか。
どちらも確かにアルコールですから、飲めば酔います。でも、居酒屋やバーで飲む時にはその雰囲気もポイントになります。お家飲みでできる事はお店ほどはないかもしれませんが、まずお酒を入れるグラスを少しいいものを使うだけでも気分が変わります。
そして、ウイスキーをロックで飲む時などに入れる氷も自宅の冷凍庫で作った氷やコンビニで買ってきたロックアイスではなく透明な氷が入っていると、気分よく飲めるだろうなと思います。
でも、バーで出されるような透明で丸型のロックアイスなんでコンビニで見かけたことありませんし、冷凍庫の製氷皿にもありません。そんな時に役立つのが「ポーラーアイストレイ」です。
目次
水道水でも透明な氷を作れる「ポーラーアイストレイ」
ポーラーアイストレイは株式会社さくらドームという会社が販売している透明な丸い氷を作ることができる製氷トレイです。バーでグラスに入って出される丸氷は透明です。でも、自宅の氷は大抵、(特に中心部分が)白く濁っています。この違いはなぜできるのかというと単純に氷自体の違いです。
バーで出される氷は厚い板状の氷を買ってきて、それをバーテンダーがアイスピックや包丁で削って丸く仕上げて出してくれます。お店によっては出来た丸い氷をさらに冷凍庫で凍らせて固めたものを提供しています。もちろん、お水自体もいいお水を使っているのは簡単に推測できると思います。
また、丸いのにも理由があって、丸型の方が四角形の氷と比べて表面積が小さいのでグラスに入れたお酒を冷やしても溶けた水で薄まらないようにできるから丸くなっています。カッコいいだけではないのですね(笑)
一方、家庭の製氷皿で作る氷の場合は、ほとんどの方が水道水を入れて作っていると思います。水道水はその元になる原水自体にカルシウムやナトリウム、マグネシウム、塩素をはじめとしたミネラルが含まれています。また、ご家庭の蛇口に至るまでに行う浄水処理の過程でトリハロメタンや古い水道管だったら鉛が溶け出している場合もあります。
水道水に含まれる主な不純物
塩素 | カルシウム | ナトリウム | カリウム |
マグネシウム | 鉄分 | ミネラル | 炭酸ガス |
窒素ガス | 微粒子 | 有機物 | 鉛 |
こういった不純物は氷の白い色の元になっているわけです。そして、これらの不純物が溶けだした時にお酒の味わいを邪魔することになってしまいます。でも、ポーラーアイストレイは水道水でも透明で丸い氷を簡単に作ることができます。せっかくお家で飲むならおいしいお酒を飲みたい方にはおすすめです。
ステップ3で簡単製氷できます。
ポーラーアイストレイで丸い氷を作るのは簡単です。見出しにステップ3と書いていますが、書くのもおこがましいくらい簡単です(笑)
ステップ1:商品の製氷部分を組み立てます。
ステップ2:製氷部分に水道水を入れます。
ステップ3:冷凍庫に入れます。
ね?(笑)ほぼ、1ステップです。いつもの氷を作る動作とほとんど変わりません。違いと言えば商品の製氷部分を組み立てることぐらいですが、組み立ても3つのパーツを重ねるだけなのでとっても楽ちんです。
世界中で特許出願中の特殊構造がポーラーアイストレイの秘密
こんなに簡単なのになぜ、透明な氷ができるのか?これが不思議ですが、秘密はお水が凍って氷になる過程にあります。お水は冷凍庫に入れて水温が下がってくると最初に純粋なお水が外側から氷になっていきます。水道水に含まれる不純物はまだ凍っていないのでどんどん氷の真ん中に集まっていって、最後に中心部分の不純物が凍ります。
先に凍った箇所(純粋)は透明で固まって、中心部分の後で凍った箇所(不純物)は白く曇って固まるということです。
そこでポーラーアイストレイは一部断熱構造になっていで、2つの層に分かれています。丸い氷を作る部分と下に受け皿の氷を作る部分です。丸い氷を作る部分は断熱構造にはなっていないので先に凍って透明な氷ができます。だから丸い部分は純粋なお水からできた氷というわけです。
そして、水道水に含まれる不純物は下の受け皿に移動していきます。この部分は断熱構造になっているので凍るまで時間がかかり、出来上がった氷も白く曇った氷になります。
下の動画を見てもらえれば分かりますが、丸い氷を作る部分と受け皿の氷を作る部分は簡単に離れますので丸くて透明な氷がポーラーアイストレイを使って冷凍庫で凍らすだけで出来上がるわけです。
ポーラーアイストレイの気になることを調べてみた
ポーラーアイストレイは水道水でも透明な丸い氷を作れるわけですが、どんなお水でも透明に作れるのか気になったので調べてみました。
すると公式サイトに回答がありました。水道水はもちろん基本的にはどんなお水でも透明な氷を作ることができるようです。ただし、水質によっては透明度が低い場合があるとのことでした。例を挙げていたのが硬水を使った場合です。硬水はミネラルを多く含むお水のことで、一般的に日本の水道水は軟水ですが、ヨーロッパから輸入しているミネラルウォーターは硬水な場合が結構あります。
そのため、例えよりきれいなお水で飲みたいからといってポーラーアイストレイでミネラルウォーターを使った氷作りはおすすめできないということでした。
ポーラーアイストレイを購入する時の難関?
ポーラーアイストレイは一般販売に先立ち、クラウドファンディングサイトの「Makuake」で支援者を募集したところ、3606人から1800万円以上の支援を受けた商品です。でも、製氷皿なのに結構な金額がします。財布のひもをギュッと締めたい人が思い浮かんだ場合は考えを変えてみてください。
通常、バーに行った際に1回で3杯飲んだ場合は3,000円くらいかかると思います。仮に月に2回バーに行くのであれば1年間で72,000円もかかってしまいます。この金額は行く回数が多ければ多いほど当たり前ですが金額は右肩上がりです。
でも、ポーラーアイストレイは氷を作るお金は一定です。後は酒代がかかりますが、バーに行くよりははるかに安上がりのはずです。丸く透明な氷に少し高めのグラスでお手軽に自宅バー気分を味わいませんか。