最近テレビを持たない人が増えているそうです。ミニマリストだから、テレビで面白い番組がやっていないから、受信料を払いたくないから、Youtubeで十分だから等々、様々な理由があると思います。
でも、大きな画面で動画を見たくなることがないでしょうか。そんな時に便利なのがプロジェクターです。そして、普段はしまっておいて使いたい時にサッと取り出せてすぐに使えるといいですよね。
5万円ぐらいで買えるLGのプロジェクター「PH450UG」は初めて買うプロジェクターとしてオススメです。
LG プロジェクター PH450UGの口コミ情報
PH450UGは発売開始から日数が経っているので口コミ情報が多いというメリットがあります。購入の際に参考となる情報が多い方がいいですからね。
販売サイト(Amazon、楽天市場)でいくつか口コミ情報を探してみたのでぜひご覧ください。

450lmですが、超短焦点なので数値ほど暗くは感じません。
全体の焦点もダイヤルだけで合わせられます。
ゲームもシビアな人との対戦で無ければもんだいありません。1人グランツーリスモは大丈夫でした。
スクリーンではなく普通の白壁に投影しています。

まあHD画質は期待していなかったので楽しく使用しています。
自分へのご褒美☆として衝動買いしたものでしたが、思った以上に大画面の迫力に感動しています。買ってよかった……
最初はプライムビデオ専用機として購入したのですが、後々YoutubeでBGM流すために使用したり、この前購入したSwitchとHDMIで繋いで大画面でゼルダの伝説を楽しんだりと十二分に活用しています。
欲を言えば画質がもう少し良ければ嬉しいのですが、この値段で短焦点のプロジェクターに多くを期待してはいけないですよね。ありがとうございます、いい製品だと思います。

8畳ほどの正方形の部屋で使用しています。ガサガサした白い壁に投影していますが、問題なく見れます。
小さい画面にすればするほど、文字などは見づらくなりますが、映像は普通に見れました。
朝はカーテンを閉めないと薄くて見えないですが、夕方くらいになると電気をつけてても普通に見れま見れました。
内蔵スピーカーは期待しない方がいいです。僕はギターのアンプのステレオミニプラグに繋いで使ってます。大画面&大音量の映画が家で見れるのは最高です。

テレビは全く見ないのですが、家で好きな音楽のDVDを観たくて、こちらの商品をパナソニックのブルーレイプレーヤと一緒に買いました。
HDMIでつなげるので、 届いて10分後には使える状態でした。
スクリーンは使わず、若干の凹凸のある壁紙にそのまま投影しています。
ざらっとした感じになりますが、ライブ映像を流すだけなので、私にはこれで十分です。
部屋を真っ暗にしなくても結構鮮明に見えます。短焦点なので置き場にも困らないのもポイント高いです。
当然、上を見ればきりがないのがプロジェクターの世界なので自分の用途とうまく折り合いをつけられるのがPH450UGなのではないかなと思います。
明るさについては「ちょっと明るかったりするともう駄目。」という口コミもありましたが、450ルーメントという明るさからしたら仕方のない部分かもしれませんが、画質はともかくとして映像を見ることはできるようですね。←ココ重要
そして、スクリーンを使わずに壁に直接照射している人が多いのも特徴です。スクリーンがあるとキレイに見れるのかもしれませんが、正直言って面倒なイメージがありますからね。壁でいけるならそっちがうれしいです。
LGのプロジェクター PH450UGのレビュー
元々、何年も前から何となくプロジェクターが欲しいと思っていました。そして、我が家では地デジ完全移行ぐらいをきっかけにテレビなし生活をしていました。
テレビがなくてもパソコンやスマホで動画を見たり情報を知ることができるので特に何の不便もないし、むしろスッキリした環境なのが当たり前になっていました。
そんな中、ニトリで電動リクライニングソファーを購入したのですが、ソファーでくつろいでいるとプロジェクター欲しい願望がムクムクと持ち上がってきて、注文してしまったのがPH450UGです。
壁から数センチ離すだけでいいのですっきりと置けると思って超単焦点プロジェクターにしました。既に発売開始から3年以上(2019年12月現在)経っている機種ですが、そこまでこだわりがなかったので安くなっている分、かえってよかったです。
大まかなスペックは以下の通りです。
・解像度 1280×720
・表示方式 DLP
・明るさ 450ルーメン
・重さ 1.1kg
・焦点距離 壁から7cmで40インチ、33cmで80インチ
実は近所の家電量販店に実物があったので、見ていたからプロジェクターが届いてもそこまで違和感がありませんでした。でも片手で持ち歩けるサイズ感はお部屋の掃除をする時などにジャマにならないから便利です。
肝心の画質ですが思っていたよりキレイな画面で映し出してくれます。10万円以上出さないといいプロジェクターは買えないイメージもありましたが気軽に大画面で動画を楽しみたい人にはオススメです。
もう一つ、プロジェクターには明るさ(ルーメン)と言う要素もありますが、それについては後述します。
プロジェクターが届いてからいくつか動画を見た中で向いているジャンル、向いていないジャンルがあったのでそちらをご紹介したいと思います。
PH450UGで見るのに向いているジャンル向いていないジャンル
まず、PH450UGで見るのに向いていないジャンルをご紹介したいと思います。
一番に言えるのが画質が悪い(低い)動画PH450UGだけでなくプロジェクターでみるのに向いていないということです。
例えばYoutubeでアップされているバラエティの動画などは結構画質が悪いものが多いですが、スマホやパソコンで見る分にはまだ許せても大画面で見るともう見るに堪えません。
また、最初プロジェクターを購入する時にはYoutube動画も色々と見れるだろうなと思ったのですが、チャンネル登録しているユーチューバーの動画をいくつか見たのですがあまりピンときませんでした。
最近のトップユーチューバーは高画質で動画を撮影しているので画質はいいのですが、何となく面白くないんですよね。感覚には個人差がありますから一概には言えませんがユーチューバーの動画はスマホやパソコンで見た方がいいですね。
やっぱりPH450UGでは映画を見たい
次に向いているジャンルですが、やはり映画ですね。元々映し出す方式が映画とプロジェクターでは似ていますから見ていて没入感が違いますね。2時間ぐらいあっと言う間にすぎる感覚でした。
後は画質がものを言うので元々高画質な動画という条件がつきますが、やはりスポーツの動画もいいのではないでしょうか。
購入前に気になっていた無線のこと
PH450UGを購入する時に何から映し出すのかを考えていました。先ほど我が家にはテレビがないと書きましたが、テレビがなければDVDプレイヤーもありません。
そのため、パソコンかスマホ経由でプロジェクターに映し出すことをイメージしていましたが、購入前にYoutubeでPH450UGのレビュー動画を検索していましたが、ほとんどが海外のユーチューバーが投稿したものでした。
何本か見た結果、肝心の言葉(ドイツ語やスペイン語、中国語の動画を見ました)が分からないので何とも確証はないものの画質は良さそうだということは分かりました。
でも、どうやってスマホとプロジェクターを連携するかどうかは分かりませんでした。いくつかある日本語でのユーチューバーが投稿した動画を見てみるとChromecastで無線接続していました。
Chromecastを買い足さないといけないのかなと思っていたのですが、説明書にはスクリーンシェアと言う機能でスマホから無線で動画を映し出すことができると書いてありました。
少し不安でしたが、いざ商品が届いてみて分かりました。ある意味どちらも正解です。スマホ(少なくとも現在のアンドロイド)には画面のキャスト(もしくはキャスト)と言う機能があります。
その機能を使うことでプロジェクターにスマホの画面を映し出すことが可能です。接続した直後はスマホの縦長画面になっていますが、例えばYoutubeの動画を映し出す際に横長にしたらプロジェクター上でも横長になるので大画面で見ることが可能です。
ただし、この機能ではプロジェクターに投影できない動画がいくつかあります。Youtubeでアップされている動画は結構みることができますが、ネット上でレンタルした動画(著作権管理されている動画)については見ることができませんでした。
Chromecastであればそういった著作権管理されている動画も見ることができるようでした。もしくはHDMIケーブルでパソコンとつないでも見ることができます。
いくつかの無料の動画配信サービスを見たのですが、TverやGyaoはスマホから画面のキャスト(ミラーリング)した状態では音声だけ聞こえてきて画面は真っ暗なままでした。
AbemaTVやYoutubeはそのまま動画をみることができました。
ミラーリングできない時の対処方法
PH450UGが届いてからすぐにミラーリングを試してみたのですが、プロジェクターに繋がる機種とつながらない機種がありました。
ちなみに私が持っているZTE Axon7はなぜかつながずに接続していますのまま、時間が経つと勝手に切断されてしまいました。後、パソコンとも連携できませんでした。後日改めてやったらできました。
パソコンとはHDMIケーブルで接続すればいいので放っておいたのですが、スマホは無線連携させたいと試行錯誤したのですが、解決した方法があります。
それがアプリを使う方法です。Goolge Playにはスマホのミラーリングをサポートしてくれるアプリ(テレビにミラーリングさせるアプリみたいです)があるのですが、それをいくつかスマホにインストールしてみました。
その中で「Castto」と言うアプリで接続してみたらなぜか接続できたのでそのまま利用しています。余談ですが、ネット上で同じように悩んでいる人がいたので参考情報でした。
PH450UGの画質と明るさのこと
最近はフルハイビジョンのプロジェクターも多くなってきたのでPH450UGだと性能が劣ると思われがちですが、PH450UGの解像度は「1280×720」なのでハイビジョン画質になります。正直それに気づいたのはプロジェクターが届いてからだったのですが…
そのため、映画も楽しめましたし、画質に関してはそんな不満もありませんでした。
むしろプロジェクターの場合、ルーメン(lm)という単位で表示される明るさだと思います。PH450UGの明るさは450lmなのでデータだけみると若干くらいと感じる人もいますよね。
でも、実際使ってみると昼間でも照明を落とせば十分みる事ができます。(テレビと同じ明るさを期待するとがっかりすると思いますが…)
実際に写真を撮ってみたのでご紹介します。上から昼間に照明をつけている画像、昼間に照明を落としている画像、夜照明を点けた場合と切った場合です。
当然、夜電灯を消した方が一番明るく快適にみることができますが、昼間でもカーテンを閉めてあかりを消せば十分に動画をみることができます。実際、昨日を昼間に明かりを消してDVDを鑑賞しました。
PH450UGの音質は?
PH450UGの口コミを見ているとスピーカーはついているけど期待しない方がいいというものが多かった印象です。でも、実際使ってみて気づいたのは聞こえないわけではないということです。
もちろん、音にこだわる人には満足できないと思いますが、そんなにこだわりがなければ十分聞くことができます。
個人的には普段はノートパソコンに内蔵されているスピーカーでYoutube動画を流して満足しているぐらいなので、PH450UGの音質も同じような感じデス。
とは言え、映画を見ているとやっぱりパワー不足を感じますから外付けてスピーカーをつけた方が良さそうです。PH450UGにはイヤホンジャック(ヘッドホン端子)がありますし、Bluetooth(ブルートゥース)にも対応しています。
我が家がPH450UGを選んだ理由【プロジェクター選びのポイント】
プロジェクターを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。主なものだと以下の通りです。
・焦点距離
・明るさ
・コントラスト比
・パネル
・解像度
・画面比率
・メーカー などなど…
全てをきちんと調べた上で選ぶのがベストですが、私が注目したのは「焦点距離」と「明るさ」、「解像度」の3つでした。
スッキリさせたい時に重要な【焦点距離】
焦点距離はプロジェクターからスクリーン(もしくは壁)に映像を映し出した際にきちんとピントを合わせるのに必要な距離です。この焦点距離が一般的なプロジェクターで約3mだと言われています。
プロジェクターの中には短い距離でもピントを合わせて映し出すことができる製品あり短焦点(焦点距離が1m~80cm)、超短焦点(30cm~0cm)と分類されます。
映画館みたいな雰囲気がいいなと思っていたプロジェクターですが、正直お部屋が狭いと置く場所に困ってしまいます。それと数年前に初めてLSPX-P1を見た衝撃からずっと超焦点プロジェクターにひかれていました。
※LSPX-P1:ソニーのプロジェクターで壁にくっつけた状態(焦点距離0cm)でも22インチで見ることができる。28cm話すと最大80インチで照射可能。
だから、他のプロジェクターには目もくれず一瞬AnkerのNebula Mars IIがいいなと思いましたが、超単焦点プロジェクターを検討しました。
部屋で使うけどお昼も見たい【明るさ】
次にチェックしたいのが明るさです。「ルーメン」という単位を使いますが、明るい場所で使うなら2,500ルーメン以上あった方がいいですし、暗い場所でも1,000~2,000ルーメンあるといいと言われています。
実はLSPX-P1は残念ながら明るさが100ルーメンだったので早々に候補から外しました。
とは言え、参考程度に明るい方がいいなという程度に留めて検討したのがこの明るさです。
ハイビジョンにも色々ある【解像度】
解像度は分かりやすく言うとどれだけ細かく映し出せるかを表したもので数字が大きい程、細かくキレイな画像を映し出すことができます。ハイビジョンや4K、8Kも解像度の目安になる単語です。
画面の比率が16:9の場合、1280×720の解像度だとハイビジョン画質だと言われています。同じハイビジョンでもさらにその上にフルハイビジョン(1920×1080)という画質もあります。
入門用ぐらいでいいんじゃないの?【結論】
「焦点距離」と「明るさ」、「解像度」を考えたら壁にくっつけても使える超単焦点で明るさも1,000ルーメン以上、フルハイビジョンのプロジェクターなのですが、実はそれに該当するのがLG HF65LSやLG HF85LSです。
最初は壁から20cm離すだけで120インチの大画面で動画を映し出すことができるHF85LSを検討していたのですが、約17万円(税別・2019年12月現在)とすぐには手が出しにくい金額でした。
そして欲しいなーと思ってしばらくした、ある時に気づいたのですがそのスペックで本当に満足できるの?っていうことです。
120インチではなく200インチの大きさにできるプロジェクターもありますし、フルハイビジョンではなく4K動画のプロジェクターもあります。明るさだった5,000ルーメンぐらいのプロジェクターもある訳です。
もちろん、これらの条件を兼ね備えるプロジェクターだと100万円近く、高いものだと200万円ぐらいしてしまいますから、ちょっとやそっとでは手が出せないのも確かです。
つまり、初めて買うプロジェクターだし、買う時はいいと思ってもいざ使ってみるとあら探しをしてしまうかもしれないと気づいたのですね。
だから、まずは手を出しやすいプロジェクターにして何が不足しているかを見つける方がいいんじゃないのかなと判断したわけです。その結果、超単焦点プロジェクターの中でも最安クラスのPH450UGに行きついたわけです。
使い勝手に関して詳しくはレビューを見ていただきたいのですが、個人的には少なくともいい判断をしたんじゃないかなと思います。もちろん、お金に余裕があるならLG HF65LSやLG HF85LSの方がいいのは言うまでもありませんけどね(笑)